世に出るまで

実は日本において、1939年、奥田医師が行った火傷(やけど)の治療研究が行われ、それが具体的な「自毛植毛」の原型となったと考えられています。記録によれば、日本では戦前である、この時期から、「自毛植毛」に関して究めて優れた術式の研究が行われていたとされます。 しかし、残念ながら戦争などの理由で医師が亡くなるなどし、この画期的な研究成果は歴史の中へと埋もれてしまったそうです。 あるドイツ人医師が偶然にも、これら研究を記した文献を発見し、この戦前に行われていた貴重な研究が、再び世に出る切っ掛けになったのです。ただ、このドイツ人医師は、この研修を皮膚移植技術に役立てるに留まり、今日の「自毛植毛」の礎となるような発展はここでは見られなかったようです。 ある米国の医師の手によってこの研究成果が「自毛植毛」の手術治療法として、飛躍的な発展をみせたのは、1950年代も後半となってからのことです。

最新NEWS

お役立ちLINK